大分観光情報 『大分市立美術館 散歩』
最近毎日のように市立美術館の麓から美術館までの散歩を楽しんでいる。
美術館まではゆっくり歩いて10分かかるかかからないくらいのちょうど良い距離で、緩やかな遊歩道が続いていく。
かなりうっそうとした森の中、時折 太陽の光の差し込む場所で立ち止まっては、空を仰いで太陽を見つめてしまう。
まぶしい、
目をつむっても太陽が見えるくらいまぶしい。
ぴんと張りつめた空気の中、木漏れ日コーナーを探すように散歩は続く
大分は梅が例年よりも早く咲き始め、椿も満開。
私は椿の花が大好きで、お茶の初釜で飾られた椿を飽きずにずっと眺めていられた。
花屋さんで買って部屋に飾ったりもしたが、冬の米沢はとても寒く、つぼみのまま開かないことも多くあったなぁと思い出した。
大分の冬は山形に比べたら本当に暖かい。
道のあちらこちらには 秋に落ちた ドングリや椎の実がコロコロ落ちていて、踏む度に『パチパチ』と弾ける音を聴くのも楽しい。
静かな森の中、時々 カサカサ っと物音が聞こえ、辺りを見回すと、鳥が木から飛び立っていく音だった。 鳥さんの休憩を邪魔しちゃったかな と、足音を抑えるように、しっかりと地に足を着けて歩く。
冬のにおいや、音 一つ一つ拾い上げて、ゆっくりと散歩をしている。