幻のチョコレート『トリアノン クリスピーチョコレート ミント』
昔、ベルギーを旅したとき、ウサギの煮込みや牛肉のビール煮込みを食べた。
メインはもちろん美味しく、ベルギーならではのゴディバのチョコレートやワッフルなど、美味しいものが盛り沢山の旅だった。
そんな中一番印象に残っていたのが、食後のエスプレッソのソーサーに添えられていた、チョコレートだった。
このchocolate チョコレートを噛んだ瞬間ジャリッとした食感があり、しばらく舌の上でザラメが溶けるような感覚を楽しめる。
今まで食べたチョコレートにはない、独特な不思議な食感に虜になった。
レストランで『このチョコはどこで買えるのか』と聞きたくてたまらなかったけれど、英語でさえたどたどしい私は聞く勇気さえなく、その後、ベルギーのあちらこちらで探してはみた物の 見つけられず、帰国することとなった。
それから数年後、テレビでシチリアに『モディカチョコレート』と言うチョコレートがあることを知った。
原始的な製法で作ったチョコレートらしく、食感がジャリジャリしているらしいのです。
その『モディカチョコレート』が食べてみたく、以前イタリアに住んでいた叔母に聞いてみたり、その叔母のイタリア在住の友人に、日本に来る際買ってきてほしいとたのんだりしたが、同じイタリアでも シチリアに行かなければ手には入らないチョコらしく、願いは叶わなかった。
それから また数年
なかなか ベルギーで食べた幻のチョコレートには出会えずにいた。
よく似たようなパッケージのチョコレートを見つけては 手にとり裏の原材料をみる。 お米で出来た粒状のライスパフが入った物は多くあるが、それではないのだ。
こんなことを繰り返し、やっと先日
『カルディ』であの幻のチョコレートらしき物を見つけた。
それは 『トリアノン クリスピーチョコレート』オランダ製のチョコレート
チョコレートと言えば、ベルギー なのに、オランダ製ではちょっと違和感があるので、『らしき物』と言ってしまったのだか、食感は間違いなくあのベルギーで食べたものと同じだった。
いつかベルギーで出会ったあのチョコと再開出来ることを夢見ながら、目の前の 『トリアノン クリスピーチョコレート』を味わっている。